事例紹介 | 水耕栽培用樋

今回の水耕栽培用樋(トレー)の案件は、当社ホームページがきっかけとなってスタートしました。
栽培する野菜はレタスで、約40日間で出荷可能となり、1年間で9毛作を目指します。
通常の2毛作から大幅な収穫アップが見込まれます。

今回の課題

◆ 長尺(8メートル)の樋の成形
◆ アルミを樹脂に代え、水漏れの改善を図る

水耕栽培システムについて

水耕栽培は大きく分けて、
 ・ビニールハウスなどで太陽光を利用した水耕栽培
 ・閉鎖された部屋(倉庫やオフィス)にて蛍光灯・LED照明を利用し、
  温度・湿度・水溶液濃度を管理する「完全閉鎖型循環式水耕栽培」
の2種類がありますが、このうち「植物工場」とは後者の方式を指します。

8mの長尺製品に対応!

樋ラインの長さ15m(当社3m樋×5本連結)、横幅は上記1セットを2セット並べるので、1200mm。 このパターンで7段重ねが1ブロックとなります。 植物工場内には計4ブロックが設置されます。 システムの利点は、通常は人がが移動して収穫作業を行うところを、ABS板に入った野菜が移動するため、作業効率が良く、人的コストも抑えることが可能です。
従来、アルミ樋にビニールシートを敷いて対応していましたが、 アルミ樋の繋ぎ目からの水漏れが激しく、改善を迫られていました。 そこで今回、アルミから樹脂へ変更し、水漏れについても改善を図っています。