シール材の大きさは様々ですが、一番小さいシール材は幅が3mmしかなく、吐出量が少ないため押出成形をするのは非常に困難です。更に、シール性を上げる柔らかい軟質材料と、摺動性を上げる硬い軟質材料の2種類の違う材料をこの小さな部品の中に組み込まなければなりません。
弊社では、この微細2層成形品を実現させる為に、スクリューの直径がたった15mmしかない小型押出機を導入し、更に金型構造を工夫することにより、量産を実現することができました。
15mmという押出成形機はおもちゃのような大きさですが、機能は50mmや65mmの押出機と同様、高機能です。弊社では15mmから90mmまでの押出機をラインナップしたことにより、製品実現の幅が大きく広がりました。